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DTBounceについて

eml形式のファイルに変換できれば、どのようなメールソフトの受信データでも解析を行うことができます。
普段ご利用のメールソフトがeml形式で管理されているか、またはエクスポート機能などで変換出力できるか確認してみて下さい。
ほとんどのメジャーなメールソフトであれば、eml形式(変換も含む)をサポートしていると思われます。

DTBounceは、解析を行う照合データとして、下記のどちらかを利用します。

①Blue MoonのDBファイル
②CSVファイルで取り込んだ外部データ

起動時の初期値として上記① が指定されているため、Blue MoonのDBファイルを指定しない場合にメッセージが表示されます。
Blue MoonのDBファイルを利用しない場合は、メイン画面のツールバー「照合データ選択」コンボボックスで、外部データを選択して下さい。
Blue MoonのDBファイルを利用する場合は、メニュー「ツール」->「Blue Moonデータベース設定」でDBファイルを指定して下さい。

DTBounceでは、以下の理由からエラー原因となった詳細については表示していません。

一時的なエラーが原因でバウンスメールとして返された場合でも、実質的には再度繰返し送信してもバウンスメールとして返されることが多いです。
そのため、エラー原因を詳細に解析するよりも、バウンスメールとなった回数を監視し、指定回数をオーバー時に配信停止にするほうが実践的だと思われます。

大切なことは、同じアドレスが繰返しバウンスメールにならないことです。(繰返し大量のバウンスメールを発生させると、SPAMメールの送信を行なっていると勘違いされることが懸念されます。)
DTBounceでは、解析時に照合データとマッチングしたメールアドレスをCSVファルとしてエクスポートできます。エクスポートを行なったファイルをExcelやAccessなどで蓄積して、回数を監視することを推奨します。
任意の回数に達したメールアドレスを配信停止にし、これをを繰り返し行なうことで、本当に一時的なエラーとなったメールアドレスを救出し、最終的に恒久的なエラーとなるバウンスメールの発生を軽減していくことが可能です。

※エラー原因の傾向を調査する場合は、emlファイルを直接grepし、件数を集計する方法も考えられます。様々な方法を試してみて下さい。

【2015/09/25 追記】
Version 2.0.0から、恒久的なエラー及び一時的なエラーを解析分類する学習機能を追加しました。
また、解析結果で抽出したメールアドレスを蓄積し、発生回数の累積を管理できる機能を実装しました。

解析結果のemlファイルをクリックし、ファイル内容を直接参照し以下の対応を行なって下さい。

バウンスメールの原因となるメールアドレスでない場合は、オプション画面で解析対象外のメールアドレスとして登録します。
上記作業を繰り返すことで、プログラムはどんどん学習し最終的には不要な抽出を行なわないようになります。

メールマガジンのように一般的な一斉送信の場合は、TO宛先に1人だけ指定し送信します。しかし、宛先に複数名を指定していたり、送信本文にメールアドレスが記載されている場合があります。
DTBounceでは、照合データとマッチした場合、それらのアドレスも抽出を行なう仕様となっています。
※バウンスメールのフォーマットはSMTPサーバー設定毎に様々です。DTBounceでは多様なフォーマットに対応するために、ユーザー環境に合わせて学習することで解析精度を高める仕様としています。

以下の何れかの項目に該当していないか確認して下さい。

①CSVファイルのフォーマットが正しくない。(CSVファイル内の項目は、「名前,メールアドレス」または「メールアドレス」のみとなります。)
②名前項目の値に、区切り文字を含んでいる。(値に区切り文字を含んでいる場合には、値を「""」ダブルクオテーションで括って下さい。)
③CSVファイル内の文字コードが正しく認識できない。(文字コードの指定で自動判定を選択している場合は、CSVファイルの文字コードをリストから直接指定し試して下さい。)

※詳細は、ヘルプマニュアルを参照して下さい。

文字コードの指定で自動判定を選択している場合は、CSVファイルの文字コードをリストから直接指定し試して下さい。
それでも文字化けが発生するようでしたら、詳しい症状をお問い合わせ下さい。

※詳細は、ヘルプマニュアルを参照して下さい。

「オブジェクトの参照ができません」などのメッセージが表示される場合は、VC++ 2010 SP1 ランタイムライブラリ(10.0.40219)がインストールされているか確認してください。
(このライブラリは、SQLiteが必要としているためです)
確認方法は、コントロールパネルの「プログラムと機能」で、以下の表示例を参考にし、何れかが表示されているか否かで判断できます。
表示例)
・Microsoft Visual C++ 2010 x86 Runtime - 10.0.40219
・Microsoft Visual C++ 2010 x64 Runtime - 10.0.40219
・Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable - 10.0.40219
・Microsoft Visual C++ 2010 x64 Redistributable - 10.0.40219
インストールされていない場合は、下記からダウンロードしインストールしてください。

VC++ 2010 SP1 ランタイムライブラリ(32ビット版OS用)
VC++ 2010 SP1 ランタイムライブラリ(64ビット版OS用)