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認証情報の設定手順  2023/05/15 Update

アプリでPaaSを利用できるようにするために、ユーザーアカウントの認証情報設定手順について説明します。

なお、手順については、プロバイダー側で常に変更される可能性があります。 そのため、ここで表記している手順は大まかな流れになります。各PaaSプロバイダーが表記している手順も合わせて参照するようにして下さい。

Azure

OCRサービスを利用するための設定手順を中心に説明します。翻訳サービスについても、基本的に行う手順は同じです。



  1. 無料のアカウントを作成する。(クレジットカードが必要)
  2. サブスクリプションを作成する(自動的に作成されなかった場合や任意に作成する場合)
  3. Azure Portalのホームページでリソースグループの作成を行う
  4. Azure Portalのホームページでリソースの作成を行う(利用するAzureサービスを割り当てる)
  5. リソースとしてComputer Visionを選択する(おすすめに表示されていない場合は、全て表示から選択する)
    「AI+Machine Learning > Cognitive Services > Computer Vision」
    リソース作成時に指定するリージョン(地域)は、現在地に最も近い場所を選択することを推奨
  6. 価格レベルとしてFree(F0)を選択する。サブスクリプションやリソースグループは作成済みの名称を指定する。
  7. デプロイ完了後に「キーとエンドポイント」ページに遷移し、エンドポイントとAPIキーを取得する
  8. 取得した情報をOCR de PawSに設定する。OCRサービス管理ページのAzure Computer Visionを選択し、APIキーとエンドポイントを登録すれば完了。
  9. Translator Textサービスのリソースも上記4~7と同様に作成する。
    「AI+Machine Learning > Cognitive Services > Translator Text」
    リソース作成時に指定するリージョン(地域)は、「グローバル」を選択することを推奨。
    グローバルを選択した場合は、APIキーのみ必要(エンドポイントとリージョンは既定のまま)。

    グローバル以外を指定する場合は、エンドポイントとリージョンも設定する必要がある。




参考にできるドキュメント

リソースの作成方法や管理方法等については、Azureの下記ドキュメントを参考にして下さい。





Google Cloud Platfom (GCP)

OCRサービスを利用するための設定手順を中心に説明します。翻訳サービスについても、基本的に行う手順は同じです。



  1. 無料のアカウントを作成する。(クレジットカードが必要)
  2. GCPのホームページでプロジェクトの作成を行う
  3. メニューの「お支払い」を選択し、作成したプロジェクトを請求先のアカウントにリンクする
  4. メニューの「APIとサービス」からダッシュボードを選択し、API一覧から「Cloud Vison API」を選択する
  5. APIを有効にする
  6. メニューの「IAMと管理」からサービスアカウントを選択し、サービスアカウントを作成する
  7. サービスアカウントのキーファイルをダウンロードする。
    (キーの作成時は、キータイプにJSON形式を指定する)
    GCP - 認証情報の設定手順
  8. 取得した情報をOCR de PawSに設定する。 OCRサービス管理ページでGoogle Cloud ComputerComputer Visionを選択し、キーファイルを登録すれば完了。
    通常エンドポイントは、既定(グローバル)のままで構わない。

    なお、グローバル以外に次のエンドポイントを指定することができる。
    United States: https://us-vision.googleapis.com/v1/images:annotate
    European Union(EU): https://eu-vision.googleapis.com/v1/images:annotate
    GCP - 認証情報の設定手順
  9. Translator Textサービスのリソースも上記4~7と同様に作成する
    Translator Textに関してはプロジェクト番号も必要
    GCP - 認証情報の設定手順



OpenAI

OpenAIのAPIを使用した翻訳サービスを利用するための設定手順を中心に説明します。
OpenAI Platform



  1. GoogleかMicrosoft、Appleのアカウントでサインインし、無料のアカウントを作成する。(クレジットカード不要)
  2. メニューから「View API Keys」を選択する
  3. API Keyが未作成の場合は、「Create new secret key」で新規作成を行う
  4. Organizationが「Personal(個人)」かそれ以外(法人等)であるか確認する
    「Personal(個人)」の場合は、手順6へ進む
  5. Organizationが「Personal(個人)」以外(法人等)の場合は、「Settings」で「Organization ID」を覚えておく
  6. 取得した情報をOCR de PawSに設定する。翻訳サービス管理ページのBuild on GPT-3.5 Translationを選択し、APIキーを登録すれば完了。
    なお、Organizationが「Personal(個人)」以外(法人等)の場合は、Organization IDも登録する必要がある。
    ※「Personal(個人)」のOrganization IDは共通の為、入力不要。(ただし認証に失敗する場合は入力を行う)




参考にできるドキュメント

API使用時の価格等については、OpenAIの下記ドキュメントを参考にして下さい。





更新履歴

2023.05.15

 
  • サービス管理の設定手順にOpenAIを追加。

2021.06.02

 
  • Azureの翻訳サービス管理の設定手順に、エンドポイントとリージョンの設定について追記。
  • GCPのOCRサービス管理の設定手順に、エンドポイントの設定について追記。

2020.05.18

 
  • 新規追加