製品特徴 2024/03/07 Update
個別添付ファイルの配信
従来のメール配信ソフト(MUA)では、宛先全員に共通のファイルを添付することしかできないものがほとんどです。
個人毎に別のファイルを添付したい場合は、毎回添付ファイルを変更して宛先件数分送信を繰り返す必要がありましたが、もうその必要はありません。
Blue Moonでは、共通ファイル以外に、宛先別に合わせた個別のファイルを添付することができます。
本文などに、パーソナルタグを挿入するだけで簡単に個別のファイルが配信できます。
もちろん、共通ファイルと個別ファイルを組み合わせて配信することもできます。
添付ファイルの設定方法は、こちら(2023/03/24 更新)で参照できます。
高速メール配信
マルチセッションやマルチSMTP接続を利用した高速配信が可能です。
マルチSMTP接続は、一度の配信で複数の異なるSMTPサーバーへ同時に接続することができます。
マルチSMTP接続で配信することにより、各SMTPサーバーへの負荷を分散させながらより効率的に配信時間を短縮することができます。
さらに各SMTPサーバーの設定情報は独立して管理できますので、SMTPサーバー毎に遅延時間やセッション数、配信件数の比率などを柔軟にカスタマイズできます。(共通オプション有り)
処理能力の高いSMTPサーバーへ多くの配信件数を割り当てるなど、ユーザー独自に効率のよい配信環境を構築することが可能です。
シングルSMTPとの切り替えも従来通りメイン画面のリストを選択するだけで、簡単に切り替えることができます。
※メール配信速度は、お客様それぞれのネットワーク環境やシステム環境によって異なります。
配信速度の計測を行ったテスト環境等については、次のページを参考にして下さい。
メール配信速度テスト
DBシステムの構築不要
データベースエンジンに様々な分野で採用されている信頼性の高いSQLiteを採用しています。
SQLiteはファイル形式のデータベースですので、面倒なデータベースシステムの構築は不要です。
データベースで管理することにより、セキュリティを高めながら効率の良い検索を行うことが可能になります。
また、Blue Moonのデータベース管理では、新規作成・データベースの変更・複製が簡単にできます。
大切なデータのバックアップを簡単に、そしてユーザー情報を仕事用や個人用にDBファイルを別管理して
切り替えて使い分けるなど、大量のユーザー情報でも安心して管理できます。
※DBファイルは、ユーザー任意のパスワードで暗号化可能です。
多彩なグループ管理
Blue Moonのメール配信はグループ単位で行います。様々な条件で抽出したユーザーを
簡単にグループ登録できます。
宛先の選択もグループを選択するだけで簡単に済み、グループ内の配信許可も自由に設定できます。
また、配信エラーになった宛先も配信ログ管理機能で、配信停止や削除、再配信することも簡単にできます。
さらに、To宛先へ1件毎に配信する通常配信モードの他に、1ユーザー情報内に登録された複数の宛先へ同時に配信を行ったり、
Cc/Bcc宛先への配信など多彩な配信モードを利用できます。
接続設定のカスタマイズ
大量のメールを一度に配信する場合は、SMTPサーバーに大きな負荷をかける場合があります。SMTPサーバーでは、負荷がかかった場合に送信制限として自動的に切断を行うケースが良くあります。
Blue Moonでは、そのような負荷を軽減する手段として様々な設定をカスタマイズすることが可能です。
カスタマイズ可能な設定項目として、主に次の機能を提供しています。
インターバル送信 |
インターバル件数と送信間隔を設定することができます。指定した件数毎に送信間隔で指定された時間分待機し送信を繰り返します。(待機中も接続は持続します) 例)10件毎に3000msec(3秒)待機させて送信を繰り返す。 |
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再接続送信 |
SMTPサーバーが、1回の接続で送信できる件数を制限している場合などに設定します。 再接続を行う件数と送信間隔を指定します。待機中はSMTPサーバーから切断されるため、送信間隔を大きく設けることができます。 例)100件送信後に一旦切断し、2時間経過後に自動的に再接続を行い送信する。(この処理を繰り返します。) |
※その他の機能に関しては、操作マニュアルを参照して下さい。
バッチ送信機能
外部アプリ等のイベントをトリガーとし、コマンドライン起動で自動配信を行うことができます。
配信中は、タスクトレイにアイコンを表示しバックグラウンドで実行されます。
また、通常のメール配信と同様な機能を利用し配信することが可能です。
バッチ送信機能は主に次の機能を提供しています。
- コマンドライン引数の指定(送信設定ファイルと実行パスワード、起動モードの指定)
- バッチ送信の管理(送信設定ファイル情報をGUI画面で管理、またはXMLファイルを直接編集)
- セキュリティ機能(バッチ送信機能の有効/無効化と実行パスワードの設定)
- 送信メール本文の参照先にDBまたは設定ファイルのデータを指定可能
- 共通、個別添付ファイルの送信
- CC,BCC配信(通常メール送信と同様)
- 配信結果お知らせ通知(通常メール送信と同様)
- 配信結果のログ登録(通常メール送信と同様)
- パーソナルタグの置換(通常メール送信と同様)
- HTMLの送信(通常メール送信と同様)
- SMTPサーバーの指定と送信設定(通常メール送信と同様)